教養としての茶道|世界のビジネスエリートが知っている|茶禅一味

お点前頂戴いたします。

皆様は茶道についてどのようなイメージをお持ちですか?

堅苦しい・ハードルが高い・抹茶が苦そう・古臭いなど壁をつくっていませんが?
茶道を学ぶこと、それは幅広い日本の伝統文化を学ぶことなのです。

ビジネスマンに求められるのはただ仕事ができるというだけではなく、人間的な幅や厚みを身に着けた教養ある人材が求められています。茶道はそんなビジネスマンにとっても最強のビジネスツールであります。

今回の記事はこのような人に

教養として茶道が知りたい
日本人として日本の伝統文化を知っておきたい
ビジネスに役立つ茶道が知りたい
外国人に日本の文化を紹介したい
お茶が飲みたい

マーケ天狗

では茶道の真髄をお見せします

ST.P.ノキオ

すごい!天狗さん茶道にも精通してるんですね

マーケ天狗

たしなむ程度です。では茶室へ向かいましょう。
。。。。。。ポトッ

ST.P.ノキオ

天狗さん、何か落ちましたよ

マーケ天狗

あっ!!さっき読んだ本が!!

ST.P.ノキオ

さっき覚えたんかーい

書名:教養としての茶道
著者:竹田理恵
本の長さ:240ページ
出版社:自由国民社
発売日:2021年8月27日
読み終わるまでの時間:2.5時間

ということで今回は書評ブログとなります。ビジネスをおこなうにあたり周辺知識の留まらず、教養も身につけ幅も広げていきたいところですね。そんなことで今回はこの「茶道」について学ぶべき5つの理由を紹介していきます。

目次

茶道を学ぶべき理由1「日本の文化を総合的に学べる」

茶道は日本の総合伝統文化とも言われ、幅広い日本の伝統文化を学ぶことができます。
この図を見て下さい。

総合伝統文化である茶道
総合伝統文化である茶道

茶道をするということは、おもてなしの文化を学ぶことです。茶道とはお茶を飲むことだけではございません。露地(庭園)を通り、茶室(伝統建築)に入り、掛け軸(書道)やお花(華道)を拝見します。そして懐石料理や和菓子(和食)をいただき、お茶道具類を鑑賞します。日本の伝統文化の縮図の様な感じです。外国人にも日本の文化の説明をするとき茶道はとても日本について説明しやすい文化です。

茶道を学ぶべき理由2「成功者は茶道に精通している」

茶道はもともと栄西が中国から禅と一緒にお茶の種を持ち込み、禅の修行の一環として始まりました。「茶禅一味」という言葉があるように茶道も禅も目指すところは「余計なものを捨てシンプルに生きる」ということです。

茶道の精神で成功した有名人

・織田信長
・豊臣秀吉
・経営の神様 松下幸之助
・アップル創業者 スティーブ・ジョブズ
・元メジャーリーガー イチロー選手

戦国時代は人心掌握術としても茶道が取り入れられておりました。いつ死ぬかわからない戦国時代において茶の湯は唯一心を穏やかに安らげるひとときでした。石田三成の三献のお茶の話も有名ですね。秀吉の状態に合わせ最初はすぐ飲めるようぬるいお茶を出して、2番目に熱いお茶をです。そして最後に高級なお椀に最上級のお茶を出すやつです。

経営の神様 松下幸之助が茶道に触れたのは42歳の時でした。その後来客者に対して自らお茶を点て出していたらしいです。また毎朝自分で点てたお茶を飲み心を整えていたそうです。

ジョブズは禅に傾倒していったのも有名ですね。禅寺に入ろうとしていた時期もあるくらいに。アップル製品が日本でうける理由はこの禅(しめすへんに単純の単)が表すシンプルな美しさにあるのでしょう。

イチロー選手の打つまでの事前準備・ルーティーンは茶道の精神を思い起こさせます。

茶道を学ぶべき理由3「何歳からでも始められる」

茶道の道は終わりのない道です。いくつになっても始めることができます。40歳だろうが50歳だろうが、または80歳だろうが。千利休も茶道はたしなんでおりましたが、元々は堺の商人田中さんです。秀吉に仕えたのが60歳の時。そこから切腹までの10年で独自の茶道をあみだしました。落合陽一氏も最近茶道を始められたそうです。

茶道を学ぶべき理由4「引き算の美学・気遣いを学ぶ」

お茶をしてた人たちは、心を読み取ること、心を遣うことに長けております。茶禅一味と言われるくらい禅とも深い関わりがあります。元々禅宗を広めるため、茶道が発展していったそうです。なので禅を学びたいと思ったら茶道も始められるのが良いかと思います。

このようなリモコンに「わび・さび」が感じられますか?足し算ではなく引き算の美学を茶道を通じて学びたいものです。

茶道を学ぶべき理由5「シンプルにかっこいい」

無駄の無い一連の所作って滅茶苦茶かっこよくないですか?

あと黒い茶碗の良さを広めたのは千利休なんですよ。それ以前は華美な茶碗が好まれておりました。黒がかっこいいというのも利休から始まるわび茶から生まれたと感じます。

懐石料理とはもともと修行僧が空腹を紛らわせるため、温めた石をお腹にあてたことから、懐(ふところ)に石と書いて懐石となりました。だから茶道では懐石料理がでます。お酒の席だと会席料理です。懐石…かっこいい。

一期一会の精神や千利休の7つの教え(利休7則)なども7つの習慣よりしびれます。

ということで、ビジネスマンを始め上に立つものは茶道を学べば、喉の渇きを越え心の渇きもうるおうことができます。
この本から始めましょう

読書後のアクションプラン

もちろんただ本を読んだだけで終わってはいけません。その後もアウトプットを実行していきます。新しいことに触れて興味を持ったらとりあえず「20時間」は続けてみましょう。ジョシュ・カウフマンも言っています。

おすすめアクションプランをいくつか紹介します

・別の茶道の本を読む

関連書籍を読みます。さらに深く茶道について追求するもよし、禅や書道・華道など幅を広げても良いと思います。

【おすすめ本】
茶の本 岡倉覚三 ※海外に茶道が知られるキッカケとなった1冊です
茶道を深める 岡本浩一 ※心理学者の視点からさらに茶道を深めます
【Kindle unlimitedでもあります】
裏千家 茶道ハンドブック 北見宗幸
武将と茶道 桑田忠親
なぜ茶道でココロが整うのか 宮北悠香
【マンガも面白い】
へうげもの 山田芳裕 ※古田綾部からみた戦国時代のマンガ!1,2巻だけでも読んでください!世界一千利休が人間らしくかっこよく描かれています。

是非とも単行本で購入ください。目次や空白のページ・表紙など無駄なページを無くした珍しい禅の心をもった単行本です。

・禅などを学ぶ

禅についてや、書道・華道・着物自分の惹かれたものを学んでいきましょう。

・茶室・茶器を見に行く

茶室を訪れるのも面白いです。※現在休苑中の可能性もありますので、調べてからお向かいください。
三大茶室は下記となりますが、密庵(みったん)は密だけあって公開されておりません。
待庵 京都府乙訓郡大山崎町大山崎竜光56
如庵 愛知県犬山市御門先1
密庵 京都府京都市

お城に行ったついでに茶室に行くのも楽しいです。
名古屋城も金シャチだけじゃありませんよ!有名な茶室が4つもあります。
名古屋城内の茶席
こんな安く貸し切れるんですね。

実際にお抹茶を飲む 次回予告

利休百首にこうあります

千総利益

茶の湯とはただ湯をわかし茶をたててのむばかりなる事と知るべし

はい、では実際やってみるのが早いですね。やってみましょう!

楽天でこれの「黒字に金砂」というのにしました。利休を知ると黒茶碗が欲しくなります(笑)そこに秀吉の好きなゴールドを混ぜたこの茶碗に惹かれ購入しました。初心者セットですけどね。皆様も好きな茶碗を選んでみましょう。

プレゼント向けの梱包でもありますね。海外の方にも喜ばれそうです。

梱包もしっかりしてるので割れなさそうです。

セット内容

①美濃焼抹茶碗
②抹茶 30g
③茶筅
④茶筅休め
⑤白竹茶杓

この5点セットに日本語と英語表記のお茶の入れ方のシートがついています。

一番安いやつは茶筅休めがついていないので、できればあるものを選んでおきましょう。
茶筅休めとは、使用後の茶筅をセットする事で、乾燥させ、穂先のクセを整え長持ちさせる道具です。

では次回は実際にお抹茶を点ててみようと思います!

では、また!

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