私たちは待っていました
全ての価値観を変えてしまうこの商品を
私たちホッチキスは幾度かの機会に恵まれました
1903年初めてアメリカ合衆国より輸入されました
1952年国産初のホッチキス誕生
1987年綴じ裏が平らに仕上がるフラットクリンチホッチキス
2007年綴る力を従来の50%に軽減したサクリシリーズ
2009年針なしホッチキスの誕生
私たちは「とじる」ことを極めようとしていました。
紙の歴史と共に右肩上がりで成長を続けていました。
この紙をとじるグループをわけるとこうです
ポジショニングマップとは市場における自社の立ち位置を明確にし、競合との差別化を図る時に考えやすくなる地図です。
より低価格にしかも、より小さい穴をより素早く開けて「とじる」という確固たるポジションを誇っていました。累積販売台数はゆうに4億個を越え、書類やプレゼン資料など勢力を拡大し続けていました。
しかし突然逆風が吹いてきたのです。
現在のホッチキス業界はとても厳しい立ち位置となってしまいました。特に印刷・情報用紙は、人口減少、少子化・ICT化等の原因により今後一層ペーパーレス化が進んでいくでしょう。紙の業界自体が衰退している現状、紙を「とじる」という業界から離れないといけないと私たちは考えました。
そこで紙ではない何かを「小さい穴」を「素早く」「あける」という視点で考えてできたものがこちらです。
「医療用ステープラー」です。
これは、手術後に皮膚を縫合するための器具です。糸よりも早くできるので、緊急時に使われるみたいです。
しかしこれは現在のホッチキスは使えません。
私たちにはオフィスや自宅に星の数ほど無数のホッチキスが眠っています。
そこで「小さい穴」というところに着目しました。
一般的によく使われている針はNo.10と呼ばれるもので線径は約0.42mmとなります。
ではどれくらい小さいでしょうか比較してみます。
このように圧倒的な小ささを誇ります。なんと地球の約300億分の1。月から見ても82億分の小ささで非常に小さいです。
何これ?
おっと失礼!間違えました。こちらです。
壁などに穴をあけるモノとの比較です。ネジ>クギ>画鋲(がびょう)>ホッチキス針の順に小さくなっていきます。
お茶の間で壁に貼る時に使っているのはこのようなところでしょう。
ということは、ホッチキスでくっつけることができたら、取り外し後非常に目立ちにくい、つまり何度でも使用できる留め具が完成するのではないでしょうか?
ここで、もしですよ、もし
画鋲よりも穴が目立たなくて、さらに画鋲よりも強度があるもの
このような製品があったらどうでしょうか?
そんなのあるわけないじゃん!
ホッチキスの役割を紙を留めるだけの道具と思っていませんか?
ついにホッチキスはブルーオーシャンを見つけました
ブルーオーシャンとは、戦う相手がいないため赤い血が流れない海。つまり競争相手のいない市場となります。反対にレッドオーシャンは、競争相手が多く赤い血が流れる激戦市場となります。ホッチキスは「紙をとじる」という衰退・激戦区から新しい海「壁に何かをとめる」という市場の中からさらに新しいポジションを確立しました。
画鋲よりも穴が目立たなくて、さらに画鋲よりも強度があるもの
それが、ポケットの100円玉4個で手に入るとしたらどうでしょうか?
高いか安いかよくわからんな。キャッシュレス派だから
常識人間から脱却しましょう。その常識を打ち破った製品がこちらです。
- 賃貸住宅で壁に穴を開けられなくて困っている人
- 新築住宅で壁に穴を開る勇気がない
- 部屋をオシャレにデコレーションしたい
- モノを床から壁に置き場所を変えたい
- ホッチキスからイノベーションをおこしたい
- 最後に家庭でできるDIY動画をつけています
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