それでは前回に引き続き、行動編として実際に家でお茶を点ててみました。
前回の導入の記事はこちらです。
最初に断っておきますが、茶道を馬鹿にする気は一切ございません。
道具が揃っていないため家にあるもので代用して行いました。
裏千家はお抹茶を泡立てることから裏天家として気軽な気持ちでお楽しみ下さい。
それではいってみましょう!
準備する
良いお茶を飲む前に準備から入ります。
茶道ではお客様をおもてなしするために何日も前からお茶室の内外を整え、道具に心を配り、準備で当日のお茶が決まると言っても過言ではありません。
今回のお客様はこの記事をお読みいただいているあなた様です。
掛け軸・お花・香合が3つ揃って置かれる形式のことを諸飾り(もろかざり)と言うそうです。では家にあるもので準備します。
掛け軸
千利休は「茶の湯において、掛物ほど大切な道具はありません。お客にも亭主にとっても茶の湯に心酔し、心がひとつになる一座建立を得るためには、何といっても掛物が重要です。その中でも墨跡が第一でしょう。そこに書かれた言葉の心を敬い、筆者の徳を賞するからです。」と伝えています。
では御覧ください。
A4コピー用紙でプリントアウトですやん
すみません、セロテープで貼りました。一期一会の精神でお迎えいたします。
へうげておるな。しかしセロテープが折り返されてすぐ剥がせるようにしておるところに「わび」を感じもうす
へうげる(ひょうげる)とは、「ふざける」「ひょうきん」という意味をもつ。「へうげもの」はそのような面白い形の品物をさします。まんが「へうげもの」が大好きなのです。
掛け軸は探しましたがありませんでしたので、プリントアウトしたのを貼り付けました。
茶道では人との出会いを一生に一度のものと思い、相手に対し最善をつくしながらお茶を点てることを意味します。今できる最善のお点前をお見せいたします。
お花
茶道において最も季節を感じるものが茶花であります。利休七則にこうあります。
「花は野にあるように」
茶道では華美な花ではなく、山野に生えている野草が多く使われます。
海外のオリーブの木ですやん
オリーブは元来乾燥と寒さに強い初心者向きの庭木にございます。初めて茶を点てさせて頂くにあたりその強さを感じるため選びました。またオリーブの木って病気にも強いらしいです。
これまたへうげておる
香合
茶道では、お茶を点てる前の「炭手前」の際に炭と共に香を焚きます。このときに香を入れておく容器が「香合」です。
では本日は、インドから取り寄せた白檀(びゃくだん)を焚いていこうと思います。
何からつっこんでいいかわからんくらいすごいの出た!
これは見たことのない香合ですじゃ。どこで手に入れなさったのかな?
高校生の時、ビレバンで買いました。
香りは五感の中でも特に記憶に残ると言います。懐かしい香りにあの高校生の頃の記憶が蘇ってきませんか?
ビレバンを感じたい場合はこっち使ってます
さあ場が整いました。次はお茶のお点前です。
お茶を点てる
抹茶というのは最古の喫茶法で中国から入ったのですが、中国ではもう辞めてしまいました。現在のお茶の飲み方は煎茶・烏龍茶・コーヒーなど「抽出法」しかございません。抹茶というのは茶葉を粉末にして撹拌して飲むという原始的な喫茶の手法です。日本人がやめてしまっては伝統が途切れてしまいます。ですので日本人としてその喫茶法を茶道を通じて残していきたいものです。
お菓子をどうぞ
茶道ではお抹茶を頂く前にお菓子(本来和菓子)を頂きます。お茶と交互に食べたいところですが先にお菓子を食べて、その後一杯のお茶に集中するもんらしいです。
では、お菓子をどうぞ
どう見てもチョコレート
ちょこっと食べてねの気持ちをこめました。
お茶を点てる
それでは実際にお茶を点ててみます。
お茶碗と茶筅(ちゃせん)を温めます。茶筅が乾いたままお茶を点てると竹が折れてしまうことがあるため最初に湿らせておきます。おいしいラーメン屋さんがどんぶりを温めるのと同じ理由です。
手ぬぐいが無いのでキッチンペーパーで拭きました。
茶こしを使わなくてもいいみたいですが、抹茶の粉はとても細かくてダマができやすいので茶こしで「こす」といい感じでした。茶こしって本当に「こす」んだと初めて知りました。そうするとこのようなパウダー抹茶となります。
何の趣もない計量カップで測りました。湯冷まし茶碗があれば良いなと思いました。そのお湯をふちから流すように入れます。
ここからがお点前の見せ場です。お湯となじませた後、M字を描くように素早く泡立たせます。思ったより早くやらないと泡立たないので無心で30秒くらいかき混ぜます。ドラムやってたので大体BPM180の8ビートくらいのスピードでやってみました。泡立てるのは裏千家みたいです。表千家は泡を立てないっぽいです。最後に表面をなじませて、のの字を書くように中心から茶筅を離します。
完成です!大きい泡を消したかったのですが、うまく消えませんでした。今後も修行を続けて行きたいと思います。
今回使った茶道具はこちらです。
お二人で楽しまれる場合はこちらはいかがでしょうか?
アフィリエイトをのせるのは粋ではありませんが、参考までに。
お茶を飲む
それではお茶を頂きます。もしお客様に出す時はお茶碗の最も美しく見える位置を正面に渡します。頂く側はその思いに応えるように「謙遜」としてお茶碗を2回半回して相手に正面が向くようにして飲みます。
やってみた結果
天狗のお面かぶってるだけで大分ふざけた感じとなってしまいましたが、とりあえず「やってみる」って事は本当に大事だなと感じました。今回は一人でやってみましたが、是非とも茶会などに行ける程度までは茶道について勉強していきたいです。まずは朝コーヒーを飲むのを週3回くらいは抹茶に変えてみて精神を落ち着かせようと思います。特にお茶を点てている時は「無心」になれた気がします。また、今回は「茶道」をやってみましたが食わず嫌いにならず今後も何事にも本を詠むだけではなく挑戦していく所存であります。
ふぅ…撮影しながらはさすがに疲れましたわ
よい扇子をお使いですな。どこの名物ですか?
お目が高い!ELECOM製です
最後までしょーもな!
では、まちゃ!
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